ごあいさつ
ご両親様へ
0歳から6歳という時期は脳と心と体の成長過程において最も重要な時期であります。特に脳の発育(育脳)という点で、成長して才能をフルに開花させるためにはこの時期に脳の機能の基盤である本能を磨くことが必要になります。脳科学者によれば脳神経細胞の本能とは「生きたい、知りたい、仲間になりたい」「自己保存、一貫性、自我」「違いを認めて共に生きる」の3つで、これらの本能を磨き上げることが、育脳に大変有効であるとされております。
当園では、個性を磨くことで子どもの素直な心と健全な身体及び脳の発育を支援してまいります。自然素材を多用した園舎では過剰な空調を廃し、子どもたちは自然な気候の中を裸足で走り回ります。ビオトープや農園では自然の中で動植物に接し、太陽光発電や雨水の利活用など自然の力や恵みに感謝します。また自分で育てた野菜を食べることで野菜が大好きな子供になります。外国人の職員や子どもたちと日常的に接して異文化を認め合い、お互いの個性を尊重しながら共に成長していきます。そして小中学生や高齢者など異世代とも自然に交流し、思いやりの心を育みます。
豊かな体験が多様な心を育み、子供たちの輝く個性が目覚め成長することを心より願い、本園を開設いたします。
社会福祉法人中央福祉会
キッズアカデミー太陽丘こども園
園長 北元 喜洋

裸足で走り回る子どもたちを、木の柱や壁、床がやさしく見守ります。
開園に寄せて

太陽が丘に初めて足を踏み入れた瞬間から、私の中で構想が広がりました。豊かな自然、起伏に富んだ街並み、日本海まで見晴らせる眺望。この地に子育ての場をつくるなら、木の温もりと周囲の自然を無理なく取り込む計画こそふさわしいと考えました。
発育段階にある子どもたちは好奇心旺盛で、自分の周りのあらゆる物事に興味を持ちます。子どもたちが安全に手足で触れ、肌で感じて学ぶためには木造の空間が最もふさわしいと思います。園の内外を裸足で駆け回り、時にはお年寄りと遊び、小学生のお兄さんたちとかけっこで競う。あらゆることに興味を持ち、自然に無理なく成長する。そんな保育園を一緒に作ろうと思います。どうぞみなさん、一度触れてみてください。
建築家・東京大学教授 隈 研 吾(設計担当)

木造平屋建ての美しく落ち着いた外観が太陽が丘の街並みに溶け込みます。木造の良さを最大に生かした設計は、世界中で活躍する建築家 隈研吾さんのデザインです。

3,700坪のキッズビレッジ計画地の一角に開園します。周囲には動植物と触れ合うビオトープや野菜などの栽培を体験できる農園があり、またお年寄りが生活する施設や漢方クリニックなどが整備されていきます。